日本で言うSE

私はIT業界で一応働いていますが、日本のIT業界では働いたことがないのでいまいち私には未知の世界です。

日本ではSE(システムエンジニア)という職種が多いなあ、とあちこちみていて思ったのですが、イギリスではシステムエンジニア、という職種は余りありません。
私の感覚ではSEというと、Software engineer(ソフトウェアエンジニア、もしくはSoftware engineering)なのです。

そういうわけで、日本で言うSEって何じゃらほい、と思ってgoogleなどでその定義を調べてみたら、いろんな定義があるようですね。

とにかく業務内容が広い。

顧客と会ってシステムの設計企画、実際にシステムを組むのはもちろん、ネットワークやアーキテクトの面にも目を光らせ、テストもし、それを納期するところまで、ってそれじゃ一人で全部やっちゃってるじゃない!
イギリスでは、もっと業務内容によって職種が細かく分かれているので、日本で言うようなシステムエンジニア、という職業がないのかもしれない。

システム、という言葉ってあいまいだよね。全部がシステムだからそれをエンジニアするとなったら業務内容がここまで広くて当然だ。

私がやってる仕事は、開発にかかわることがほとんどで、普通は客に接してシステムの業務内容を受け入れて仕様書(スペック)を作るのはBA(ビジネスアナリスト)だし、システムを実際どうデザインするかはデザイナーかシステムアナリストがやるし、テストをするのは専門の人がするし(開発途中のディバグはもちろん自分でするけど)、プロジェクトを統括するのはマネージャーの仕事だし、アーキテクチャーはアーキテクトがするしって感じで、よっぽど小さい会社で一人で企画(プロジェクト)を実行するのでなければ、ひとつの職種が全部をカバーするなんてことはほとんどない。

ただ、あるサイトでは「情報処理用語としての「システムエンジニア」は、 「システムを構築するとき、要求定義、調査分析、概要設計、詳細設計までの職務を担当する技術者の総称」 と説明されます。」とあります。これって英語で言うと、ビジネスアナリストに当たるなあ。だからシステムエンジニアってあまり聞かないのかも。

どちゃらにしても、こういう内容を期待されてるのなら日本でIT業界で食ってくのって大変そうだなあ。私には無理かも(笑)。