携帯電話詐欺

土曜日に映画に行った時、電話の音源をオフにしておいてそのまま気づかず、今朝時間を見ようと思って携帯を見たら、不在着信(missed call)が一件入っていました。


でも知らない番号だったし(知ってる人だと番号ではなく、名前が出ますよね)、着信日が日曜の朝11時だったので、転職のためのエージェンシーでもないな、と思って、番号をネットで検索をかけてみたのです。
07で始まる番号なので、携帯用の番号ですから、とりあえずどこのネットワークかわかるかな、と思って。


そうしたら、私にかかってきた番号自体はヒットしなかったのですが、エリアコードに当たる07033という番号が、call back scamに使われていると判明しました。
call back scamと言うのは、ワンギリのように電話が鳴ったらすぐに切れてしまい、たいていの場合、不在着信になります。
留守電にメッセージを残さないので、履歴を見た人が、「これはいったい誰だろう」と、その番号に電話を掛けてみると、誰も出ない(もしくは、録音されたメッセージにつながったり)のですが、後で自分の携帯の請求書などを見ると、5ポンドかかっている、と言うもの。


最近、こういう形式の詐欺が増えているそうです。
ネットにwho calls meと言う便利なウェブサイトがあって、電話番号を入れると、その名のとおり誰が電話をかけてきているのかを調べることが出来ます。
たいていの場合はこういう詐欺などに使われている番号が登録してあって、同じような被害にあった人がメッセージを残すことが出来ます。まだ登録がされていない番号でも、怪しいと思われる番号を登録することが出来ます。


このウェブサイトに、電話業界に勤めているという人からのメッセージが載っていて、これは厳密に言って詐欺にはならないようなのです。
高額な料金を徴収する番号を使う場合、テレビや広告などでこういう番号を使う場合、値段がいくらかかるか明記しないといけないんだそうです。また、こういう風に電話がかかってきた場合、留守電が残っていて、折り返し電話をください、と言う場合も同じだそうですが、このように何もいわずに履歴だけ残していく場合、かけられたほうは、折り返し電話をするかどうか自分で判断することになるため、料金の提示が必要ないらしいのです。


こういう法律の穴を縫って、似たような詐欺を行っている会社は結構たくさんあるようです。
知らない番号から電話がかかってきた場合、とりあえず詐欺を疑ってみたほうがよさそうです。