宇宙に行こう

今テレビでspace cadets(宇宙隊員)という番組をやっています。

一般から募集をしてまず一次審査で選ばれた人が、訓練を受けたりしてその中からさらに12人選ばれ、ロシアにある宇宙訓練所みたいなところで更なる訓練を受け、その中の4人が、「イギリス人で初のテレビ中継される宇宙旅行者」になれる、と言うのです。

が。

そんなわけはないでしょう。これは全部うそ。というか大掛かりな冗談なんですねえ。

ロシアにある訓練所というのは、実はイギリス国内のノーフォークにある今は未使用の軍基地。シャトルも実は打ち上げられるわけはなく、よくゲーセンとかにある、シャトルとか飛行機の乗り物とかありますよね?中に入るとがたがた揺れてまるで飛行機やシャトルに乗ってるような気分になれる、あれ。あれの大型版、凝ったものと言う感じ。

無重力状態はどうするの?とお思いですか?
隊員は「重力装置」があるから、無重力にはならない、と訓練中に教わりました。スタートレックかっちゅーの。70年代のサイファイテレビ番組じゃないんだからさあ。普通、信じる?
っていうか、無重力体験無しで宇宙旅行ってなんか、無意味、じゃない?(そうでもない?)

他にも、シャトルは打ち上げ式ではなくて、飛行機のように滑走路を走って離陸する、とか、ちょっと変じゃない?っていうことは結構ある。というか訓練中にも、何これ?マジ?と言う内容があったりとか。
普通なら信じないっしょ、と言う事を大まじめにこなしていく隊員達。

選ばれた4人(というか正確に言うと3人。一人はテレビ局が雇った俳優だから)は、そんな事は知らずに今現在「シャトル」の中。数日前に「打ち上げられ」て、5日間「宇宙」に滞在して、戻ってくる予定で、今宇宙にいると思っているんです。はっきり言って悪趣味な冗談だと思う。

金曜には地球に「戻って」来る予定で、シャトルから降りたら、真実を告げられる事になるそうです。12人のうち、選ばれなかった隊員達には、今日真実が告げられるそうな。

でもね、あんまり隊員が手放しで信じてるのが信じがたいので、ここ数日、実は彼らもグルで、だまされてるのは視聴者のほうじゃないのか?と言う疑問も出てるらしい。だまされてる振りをして実は視聴者をだましてる、と言うなんともややこしい設定だ(笑)。どっちがほんとなのかな。

どっちにしても、なんだかなーって感じだ。