白い旗の理由
会社でまわってきたジョークメールです。
ワールドカップに盛り上がってるイギリス。町にはイングランド国旗(ユニオンジャックではなく、白地に赤い十字の聖ジョージの旗といいます)を車につけてはためかせて走っている車が目立つようになりました。
そこでサッカー関連のジョークです。
「交通陸運局からお知らせ。2006年5月
日ごろのイングランド内での運転マナーの悪さに対する対策として、陸運局はこのたび運転中における優良ドライバーと悪質ドライバーとの区別をつけやすくするための新法案を実施いたしました。
5月中旬より、以下のような行為が悪質運転とみなされます:
- 高速道路において、真ん中の車線に居座る事
- 高速道路において、追い越し車線に居座る事
- 危険な場所での追い越し
- 前方の車両に必要以上に近づいて運転する事
- 急停車
- 住宅地におけるスピード違反
- 方向指示器を出さずに路肩などから発進する事
- 方向指示器を出さないこと
- 混雑した道での無理なUターン
- 複数車線での道路で車線をまたがって運転する事
こういったドライバーは「私は運転が出来ません」という目印のため白地に赤い旗を車につけることを義務付けられます。これらの旗はドアや窓にクリップ式で取り付けられ、他のドライバーや歩行者からはっきり見えるように提示されなければなりません。
特に悪質なドライバーは、車両の両側に旗をつけ、一般社会にその知性と教養と運転技能の低さを知らしめねばなりません。
この通達をなるべく多くの一般ドライバーに送付し、旗の意味を広く知らしめるようご協力お願いいたします。
交通陸運局」
という内容です。
何が面白いかって言う人もいるかもしれませんね。
日本でもご存知のように、イギリスといえばサッカー、国民的スポーツとして知られていますが、実はかなり労働階級的なのです。イギリスで知識階級が見る、するスポーツは、サッカーではなく、ラグビーやクリケットが一般的です。もっと上になればポロ、乗馬などでしょうかね。私は詳しくありませんが。
ご存知でしょうが、世界でもフーリガンと呼ばれる一部熱狂的サッカーファンの悪行はよく知られています。
このように、一般的に、車に旗をつけてしまうような熱狂的サッカーファンというのは、典型的な労働者階級だったりするわけです。そして、そういった人たちは概して、粗野で乱暴、運転が荒かったりするので、それにかけて皮肉ってしまっているわけです。
もちろんこれはサッカーファンがすべてそうである、といっているわけではありません。大げさにカリカチュアさせて笑っているだけの事ですので、誤解なきよう…。