Atomised

Atomised

同じ題名で出ている本が原作になっている映画(imdb)。
以前から友人が、いいよいいよ、と薦めてくれていた本だったので、映画がかかってると知った時点で見に行こうと決めました。
内容はぜんぜん知らなかったんだけど(笑)。

でもまさかこんなに重い話だとは…。

人生ってなんだろうなあ、って考えちゃいますね。後から聞いたんですが、本はもっと重いらしい。性的な場面も多いですから、そういうのがだめな人はやめた方がいいです。

内容をかいつまんでみると、ヒッピーで自由でいたいと言う、美人で奔放な母親に捨てられたも同然に、祖母の家に別々に預けられた二人の兄弟の話です(兄弟は父親が違う)。
性的に鬱屈したブルーノと、反対に性に大して臆しているというか、恐怖まで持ってるんじゃないかというミヒャエルの2人。
成人した二人ですが、40も近くなった今、ブルーノは奥さんに逃げられるし精神的に追い詰められていきます。どちらかというとブルーノの話が中心かなという気がします。本の方はわかりませんが。

かなりシニカルで揶揄的なブラックジョークも盛り込んでありますが、全体的には重いです。終わった後、なんていっていいのかな〜なんてちょっと考え込んでしまいました。

これを薦めてくれた友人は、この本を読んで世界観が変わったというくらいです。
同じように本を薦められて呼んだほかの友人いわく、「面白かったけど、しばらく落ち込んだ」そうです(笑)。

読んでみるかなあ。