鉄板焼き

相方の誕生日に鉄板焼きレストランに行ってきた。成り行きで(笑)。

日本で、お好み焼きとか焼きそば、もんじゃ焼きでない鉄板焼きのお店ってどのくらいありましたっけ?
私、日本では行ったことないかも。

イギリスでは、日本料理レストラン=鉄板焼きといってしまって良いほど、比率が高いかもしれない。
彼らの中では日本料理というと「すし」についで「鉄板焼き」じゃないかと思うほど。

都市部に行けば(というかロンドン限定)それなりにいろいろ種類もありますが、地方となると鉄板焼きのお店が大半じゃないかなあという気がしてきた。
最近は、チェーンで回転寿司もあるので、鉄板焼きでない日本料理もあるのだけど。

ノッティンガムに住んでいた頃、日本人がやっている日本食のレストランにいちばんよく行っていた。知っている限りではノッティンガムには3軒あるのだけど、日本人がやっていたのはそこだけ。1軒は中国人経営の鉄板焼き、1軒は多分イギリス人が経営していて、最近は回転寿司になっていると聞いた(もうずいぶんといっていない)。

この中でイギリス人がよく行くとなると鉄板焼きと回転寿司だろうと思う。私がよく行っていた所は、小料理と定食風のものが置いてあって、まさに和食という感じのお店だったので、イギリス人には受けなかったのだろうと思う。
日本食は結構地味ということが、イギリス人にはきっとわかっていないんだと思う(笑)。

だから見た目が派手な鉄板焼きのほうがはやるし、有名なすしのほうに行きたがる。

しかし、鉄板焼きはお高い!
一人鉄板料理1品15ポンド以上は軽い。3000円だよー。

今回行った所では、ホタテとえびを頼んだのだけど、焼き加減がちょうどよくて、ホタテもえびもぷりっとしていておいしかったけれど、ひどいところだと焼きすぎておいしくないところもある。パフォーマンスオンリー、味は二の次、みたいな(笑)。

そういう面ではまあ、申し分なかったんだけど、味付けが全部バターにんにく醤油で同じだからはっきり言って飽きる。うちらは他にもてんぷらやらおすしを頼んだので、鉄板料理はホタテとえび以外はお豆腐とお野菜にしておいたんだけど、それでも飽きた(笑)。
私たちと一緒のテーブル(鉄板)にいたグループの人たちは、鶏肉、牛肉、サーモンにえびの鉄板焼きを頼んでいたけど、味付けは多分みんな同じだから飽きたんじゃないかなあ。

後、最初にそっちの人のサーモンを焼いていたので、うちらの野菜や豆腐を焼いたとき、味が移ってしまっていてなにやらちょっと鮭臭い豆腐やナスに(笑)。ナスは特に油を吸うので、強烈に鮭くさくなって、全部食べれなかった...あーあ。なす、大好きなのにな。

っていうか、私たちがベジだったらどうするつもりなんだろう?
あ、わかった。鉄板焼き屋にベジは連れて行ってはいけないのかも(笑)。

後ねー、彼女らが着ていた「着物風」のあれ。サテン風のつるっとした素材の薄い生地の、それこそこっちでガウンとして売っているようなものをてろんと来てお給仕してるのだけど、なんだかだらしなく見えてちっとも素敵じゃなかったんだけど...あれが着物だと思われたら、ちょっとやだかも(笑)。

それから、その多くの鉄板焼き屋に希望!せっかく鉄板があるのだから、お好み焼きや焼きそばもぜひやってください。自分でやっても良いから。お願い(笑)

(とはいっても、自分で何かやる、という形態は、何かあったら(やけどとか事故など)レストランは訴訟されてしまうかも、ということで、多分イギリスでは無理かもしれない。ぶつぶつ...。)