venus

久しぶりに映画を見てきました。
ここんところあんまり何も興味がわくものがやってなかったので、ご無沙汰。


前に住んでたノッティンガムには市内に、きれいで設備が整っているミニシアター系の映画館(でいいのかな、日本語)があったので、大きな映画館で何もかかってなくても見るものに事欠かなかったのですが、この近辺にはあまり無いんだよねー。


で、今回見てきたのは、イギリス映画のvenus (IMDB)


主人公が還暦もとうにすぎたと思われるじーちゃんたちとイギリスでは幅を聞かせているチャブ(チャベット)と呼ばれる、ちょっと柄の悪い(けどかわいい)女の子。


モリスとイアンは元役者で今でも仲良く一緒に茶をしばいたりしている友達同士。そのイアンのところに、姪の娘(関係で言うとどういうんでしょうか?)、ジェシーがやってくるという。


イアンは、ピンクのタオルを用意したり、夕飯にはお魚を出そうか、とか、本屋CDを買ってきたり、一人でそわそわ。半分わくわく、半分おろおろという感じで見ていて楽しい。


が、モリスが後日イアンにあうと、イアンはもう卒倒しそうだ、という。モリスがイアンの家を訪ねてみたら。
そこにいたのは、ポットヌードル(カップラーメンのようなもの)をほおばる、マスカラの濃い化粧顔のジェシー。イアンが想像していたであろう若い女の子(きっとおとなしくて世間知らずな感じ?)とは全く違う姿のジェシーがいたのでした。
あたっていたのは世間知らずなところだけか?


モデルになりたい、というジェシー。田舎から出てきて、世間知らずな割りにすれた感じがする、今の問題が多い若い子を集大成したような感じだ(太ってないって所だけ違う)。


どういうわけか、そのジェシーに好意を寄せるモリス。それを利用するジェシー
どこか痛々しくも、なぜかほろりと来る映画でした。


イギリス映画ですから、毒舌、辛辣ジョークは外せません。じーさんになってもそれは変わらず...(笑)。
面白かったです。


しかし不可解なのは、ああいうタイプのジェシーにモリスが行為を寄せた理由です。