the fountain

映画を見てきましたです。


ちょっと前から早く公開されないかなーと待っていた映画です。
監督がすきなんですよね。パイとかレクイエム フォー ア ドリームとか撮った人なんですが、ちょっとひねくれた世界観と、一筋縄でいかない映像で見てる人を煙に巻きます(笑)。


今回は、the fountain(日本語ではファウンテン)


all cinema (日本語) | IMDB (英語)


紹介とかでは「時代を超えた壮大なラブストーリー」みたいなことが書かれてるのですが、いやあ、ああいうラブストーリーはすごいわ!
私的には、ラブストーリーというより、生命の物語、って言いたい気がする。


死をもって生を産む、というコンセプトにはガツンときました。


時代を超える、というのは、実は永遠に生きる、という意味合いを含んでいて、だから「生」というテーマだと思うんですよね。
ラブストーリーはそれはそれなんですけど、甘ったるい雰囲気の普通のラブストーリーと同じ引き合いには出せないです。
(ごめんなさい、私はあんまりラブストーリーです!って言う映画は好きじゃないのです)


でもって映画自体のこと...。


はっきり言って、一回見ただけではちょっとわかりにくいかも。もう一回みたい。
自分なりの解釈が沢山出来そうな映画です。ラブストーリーなのに、きっちりとした終わりがない。ハッピーエンディングといえばそうだけど、そうでもない、ともいえる。
ね、わかんないでしょ?(笑)


映像は黄色、というか金色を基調にしていてゴージャスできれい。前作のレクイエムはどっちかというと、青が基調だった気がする。色とテーマも関係深い気がするけどどうなのかな?
でも、暗い場面が多くて、映画館の中がちょっと必要以上に明るかったせいか、結構見にくかったです。ちょいと残念。


舞台はマヤ、スペイン、アメリカ(多分)、と宇宙(!)というなんとも飛んだ設定。(ほんとに飛んでます)
時間もあっちこっち飛びます。
宗教弾圧時代(と訳すんでしたっけ?spanish inquisition)のスペイン(設定の時代的には16世紀ごろらしい)、多分現代のアメリカ、それから、一応26世紀ごろという風にどこか映画の紹介で読んだけど、ちょっとその辺不明。


キリスト教から始まって、マヤの土着宗教、最終的には仏教(禅宗教)と、宗教がらみでもあります。生が関係してるからなあ。


話の中身を要約したいところなんだけど、要約しちゃっていいもんなのか、悩んでます。
時代とともに話は進んでいかないので、見ていく中で、どう理解していくか、というところもこの映画のひとつの楽しみ方だと思うので、あえて書きません。


こんだけいろいろ書けば十分でしょ?(笑)