怪我の功名

って言うと大げさなんですが。


テレビを見ていたら、おいしそうなミンスパイの作り方をやっていたのでぜひ試してみようと、今年初めてミンスパイ作りに挑戦しました。
とはいっても、パイ生地も、中身のミンスミートも出来合いものを買ってきて、要するに「組み立てる」(笑)だけの話なんですが。
最近はミンスパイも手作りする人が減っているみたいで、この組み立てすらせずにミンスパイ自体を買ってくる人は多いです。
私も実を言うとそれほど好きな類のお菓子ではないので、今まで作ったことがなかったのです。相方は好きなので、よく買ってきたりはしてましたが。


ミンスミートは「クランベリー&ポートのミンスミート」というもので、これが大当たり。
クランベリーの酸味とポートワインの甘さがちょうどいいのです。


ミンスパイやクリスマスプディング、ケーキの類はブランディの入ったクリームと一緒に食べるのが一般的なのですが、家にはブランディがない。
そのために買うのもなあ、と思って、急遽ベイリーズで代用。


これがまたびっくりするほどクランベリー&ポートのミンスパイに合うんだなあ。
ベイリーズ自体が結構甘いので、お砂糖は入れずにお酒とミンスパイの甘さでカバー。


後日、結局ブランディの小瓶も料理(というかお菓子)用にと思って一本買ったので、ブランディクリームでも試してみたのですがやっぱりベイリーズクリームのほうが合いました。
あるもので代用、のほうがうまく行った一例でした。


張り切ってもう一回作ろうと思ってスーパーに行ったら、もう同じミンスミートはスーパーの棚には並んでいなかったので、次のクリスマスまでお預けです。


ちなみに、レシピはジェイミーオリバーのレシピで、パフペーストリーでミンスミートをロールケーキの要領で巻いて、それを2,3センチ幅にスライス。
フィロペーストリーに溶かしバターを塗って数枚重ねたら、マフィン型にかぶせ、スライスしたミンスパイロールを断面を上にして入れて焼くというもの。
フィロペーストリーが器になるような形で出来上がります。


ショートクラストで作るより甘さが控えめ、2種類のパイ生地のサク、パリッとした食感がおいしいです。
かなり気に入ったので、これが家の定番になりそうです。