リーズ映画祭2本 + the fall

もう夜遅いのでチャチャッと。忘れないうちに。


1本目は、映画館で見たかったけど逃したので、ブルーレイで買ったThe Fallと言う映画。


端的に行って、すごくよかったです。
とにかく絵と色がすばらしくきれい。カラフルで買うならブルーレイで、と決めていました(せっかくあるわけだし)。


映画というか活劇と言ったらいいのか、が撮られ始めたころのお話。
カリフォルニアの病院に入院中のアレクサンドラが出会ったロイが、不思議な不思議なお話をしてくれる。
現実と空想の世界が絡み合って、幻想的でしかもちょっと悲しくて可笑しい世界を繰り広げます。


おすすめです。


2本目は映画祭で土曜日に見たCold Souls。
役者のポール(本人役、かな、これは)は、最近スランプ気味。と言うか、心が重苦しく何かに捕らわれたような気分に落ち込んでいる。


そこへ、エージェントから「魂保管所」なるビジネスがある事を聞く。
魂を抜き出して、保管してくれる、と言う。


わらをもつかむ思いで訪ねるポール。なんだかとても怪しコンサルタント、にお客たち。
半信半疑ながらも、魂を抜き出し、身が軽くなったと思いきや、今度は魂がない事が、役作りに影響し始める。
そしてポールは。。。


魂なんてお題にも関わらず、全く説教臭くもSF臭くもない、ちょっと変わった映画。
面白くて、ちょっと悲しい映画。
こちらもおすすめ。


3本目は本日見たてほやほや(?)、送り人(英語題はDepratures)。
賞を取ったり、前評判もよく、ほぼ日での対談を読んだりしていたので、とても楽しみだったのですが、同時に期待度が高いとがっかりする事もよくある事なので、どうかなと思っていましたが、すごくよかったです。


おそらく日本では既に公開が終了していると思うので、詳しい説明はいらないと思いますが、しっとりしていて、東北の雰囲気と言うのかな、ぴったりだった気がします。舞台はあそこ以外有り得ないんじゃないかって言うくらい。
モッくん(敢えてモッくん。笑)、すごいね。アイドル(といっていいのか)から、ここまで来たかーって感じ。


演技も良かったし、全部よかった。
邦画って演技とか技術面でがっかりさせられるのが多いんだけど、これは問題なかったです。
いい意味で邦画らしさ、日本らしさがでてたって言うのかな。
最近の海外にでてくる邦画って、ちょっと奇抜な所と言うか、変わり種的日本を前面に押し出してきて、そこらへんが鼻につく感じのが割りとよくあったんだけど、これはそう言う所がなく、感情的にもすんなり入れたし、素直にいい映画だと思いました。


まだ見てない海外組の方、おすすめです。


明日はそのちょっと怪しい系(笑)の邦画、「ジャージの二人(Two in tracksuit)」を見てきます。
当然、相方のチョイスです(笑)。