Rare Exports

フィンランド映画で、「稀有な(珍しくて貴重な)輸出品」と言う意味です。
内容は、今の時期にピッタリのちょっとホラーなサンタの話で、プレゼントを持ってくるサンタは実は作られたもので、実際のサンタはもっと恐ろしいものだった…と言う感じ。


それが輸出となんの関係が?と思うのですが(私も実際思った)、ちゃーんと意味があるんですよね、これが。
一応ダークコメディってことらしいのですが、あんまりそれほど笑うシーンはなかったです。会話の端々が少し、くすっと笑えるかな、と言うくらいで、全体的にはどちらかというと、ホラー系。


ちょっと話の持って行き方が後半ちょっと無理がある?って感じがしないでもないけど(唐突っぽい)、全体的には普通のクリスマス系の映画とまったく違って目新しくてよかったです。


トナカイで生計を立ててる村(?)と家族が舞台なのですが、何となく、こういう暮らし方とか世界も未だにあるのかと思ったら、そっちも興味深かったです。
外国映画ってそういうのを垣間見られるというのも楽しいですよね。


手放しで誰にもおすすめできるってわけじゃないけど、割とおもしろかったと思います。


「後日談」:12月17日


映画を見てない人にはお勧めできないのですが、youtubeに同題名のビデオが2本あります。
5年ほど前に作られたもので、おそらくこの映画の元ねたになってると思われます。出ている俳優とかは同じなので、パクリとかじゃなくて、こちらを作った後、それを基にして長編盤で映画を作ったということみたいです。
でもこれを先に見ちゃうと、映画を最後まで楽しめなくなっちゃうので(ネタばれっぽい感じになるので)、これから見る予定の人は、本編を見てからにすることをお勧めします。
本編を見る予定のない人なら、こちらだけ見ても面白いですよ。