The Number 23

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ジムキャリー、最近まじめな映画によく出てますね。私は彼のコメディはそんなに好きじゃないので、硬派な映画への出演、応援したいです。


人によっては、先が見えてつまんない、という人もあるようですが、私はぜんぜんわかりませんでした(笑)。鈍いのかな。


主人公はある日古本屋で妻が偶然見つけた「The Number 23」というぼろぼろの本を読んで驚愕する。
なぜならそこには自分の人生をトレースしたような出来事が書かれていたから。


最初はたわいない子供の頃の話だったが、章が進むにつれ彼は恐ろしい強迫観念に取り付かれてしまう。23という数字に。
過去と現在、想像と現実が混ざり合ったサイコミステリーって感じでしょうか。


映像的には暗と明をうまく使い分けて、ミステリーな感じをうまくかもし出していましたし、映画として申し分なかったと思います。


でも、23にちょっとこじつけすぎだったような...。それからちょっとドラマチックすぎた、という感じもする。あんまりき真面目すぎて、人によっては笑えてしまうかもしれない。


後、奥さん、途中まで「何を馬鹿なことを言ってるの」なんて態度だったのに、途中から一緒になって詮索してるし。
そこら辺の感情の変化が見とれなかった。


でも、自分が恐ろしい、自分が何をしてしまうかわからない、そういう強迫観念にとらわれるのは、実際何かしてしまうよりも怖いかも。
自分の心の深遠の淵を覗くと言うか。