Cragside


会社でまた車を借りる事になったので(今度はBMW)、土曜日にまたちょっと遠出してきました。


今回もまた天気がどうも芳しくないと予報で入っていたので、またどこか屋内系がよろしいと思って、チャッツワースハウスに行こうかな、と。
一度行ったことがあるのですがずいぶん前の事だし、ちょっと遠いけどチャッツワースの近くにはタルトで有名なベイクウェルがある!(笑)
ついでに帰りに寄ってベイクウェルプディングを買ってくるというのはなかなかよい考え、と自己満足に浸っていろいろ調べているうちに、Britain's Bestというサイトにたどり着きました。UKTVというケーブル系のテレビのサイトだと思うのですが、地域ごとどんな観光地が人気か、という情報が載っています。チャッツワースももちろんリストに載っていました。


北部には他にはどんなところがあるのかな、と調べているうちに見つけたのが、Cragsideというお屋敷(とガーデン)。ビクトリア時代のアームストロング卿(lord Armstrong)という人のお屋敷で、発明家だったそうです。
お屋敷の中には、水力で動くエレベーターがあったり、水力自家発電所が敷地内にあったり、当時としては「魔法」のようなお屋敷だった、と。


なかなか面白そう!ってんで言ってきました。はるばるノーサンバーランドまで。
他の写真はメインサイトの方にまとめてのせてあります。


連休の頭という事で道が混んでましたが、なんとか到着。周りにはなーんにもない奥の細道を行ったようなところにありましたです。
お天気は土曜日はまだまだ日が射していました。帰りに土砂降りに遭いましたけど。


しかしとてつもなく広い!入り口で地図をもらったんですが、ほんとにこれが個人の持ち物だったんか?というくらいでかい。何せ、敷地内の中でミニバスが運行しているのです(笑)。


お屋敷の周りは歩いてもちろん廻れるのですが、敷地の北東あたりにある湖などまで歩いたら、多分4、50分はかかりそうな感じ?ミニバスが運行しているくらいですので、車でそちらにも廻れるようになっています。あちこちにメインの駐車場とは別の小さな駐車場が点在しています。そこまで車で行って、そこを拠点にそぞろ歩く事ができる、という仕組み。
どこかのナンタラ国立公園並みにでかい。


でも、お屋敷の入場料と会わせてもお値段は10ポンド50。なかなか良心的です。お庭だけなら7ポンド50だそう。これだけ広かったらそれもよし?
ヨーロッパ一大きいんじゃないかといわれている石庭園があります。


お屋敷自体はそれほど古くない(ビクトリア時代なので、100年ちょっとですか)ので、割ときれいで新しい感じがします。どちらかというと、ヨーロピアンな感じ?イギリスの建物というと、結構頑丈で堅固な感じがするのですが、割と華奢な印象かも。
見所は多分、ものすごく大きな暖炉がある部屋。暖炉もすばらしいのですが、ちょっと変わったシャンデリアやガラス張りになった天井も変わっているし、何より部屋の床下を通っているパイプを使った床暖房は今でも珍しいはず。


キッチンでは当時のディッシュウォッシャー(皿洗い機)やダムウェイター(dumb waiter:料理や皿を運ぶための運搬用エレベーターのような物?)があったり随所に発明家のお屋敷らしいアイテムやアイディアが見られます。


トルコ風呂もあったり、なかなかなご趣味だったようです(笑)。


庭は時間がなくて全部はとてもじゃないけど回れませんでした。
とりあえず、噂の石の庭園と水力発電の展示物があったパワーハウス、鉄の橋を見て終了。


お屋敷は1時から5時半までしか開いてないし、庭も10時半から5時半までとこのサイズにしてはちょっと開園時間が短いんじゃないかなーという気がします。せめてお庭だけでももうちょっと遅くまで開いていてくれたら、と思うんですけどねえ。


それでも歩き回ったら疲れたのでちょうど良かったかなー。またお庭だけを見に来てもいいかな、と思うけど、ちょこっと遠い(笑)。いつになるやら。


どちらにしてもお勧めです。