tell no one

IMDB


フランス映画で原題はNe le dis à personne、邦題は見たところ「唇を閉ざせ」らしい。
見終わるまで知らなかったけど、本が原作らしいよ。


かなり良く出来たミステリーって感じです。
最後までどうなるのかぜんぜんわからなかった!!


8年前、妻のマーゴを連続殺人犯に殺されてしまった小児科医のアレックス。
心にいえない傷を負い、毎年記念日(?)にはマーゴの両親を訪ねるアレックスだが、事件はそれで終わっていたはずだった。
なのに、今になって、殺人現場であり、アレックス家族が所有する(多分)避暑地の湖の近くで、埋められた男性の遺体が二体発見された。
その事件を皮切りに、8年前の事件が掘り起こされていく。
警察の中でくすぶっていたアレックスへのマーゴ殺害容疑が深まっていく。


結構登場人物が多くちとややこしい。
最後になるまで、え!こんな事実が?!というのが出てくる。
これは背景として知っているべきではないんだろうけど、全部を知るのには重要な鍵、という感じで、ここで出すか〜、という気もしたけど、そこで出すのもセンスかなあ?とも思える。
結局どっちやねん。


殺人事件なんだけど、すべてにおける動機がちょっと弱いかなーという気がする。
わかる気はするんだけど、それに納得するにはもうちょっと突っ込んだ描写がほしかったかなーという気もする。


ミステリーとしてはかなりこんがらがっていて良く出来ていると思う。最後の最後まで楽しめる。
ミステリーの癖に、アクション映画風の追っかけシーンとかあってなかなかおもろい。


ちょっと横なんだけど、逃げてる間に主人公のアレックスのせいで、高速道路というか高架道路で玉突き事故になるんだよね。
ああいう場合ってさ、誰が責任とか取るわけ?
そういうフォローは映画(と顔話)の中には出てこないので、いつも不思議になる(笑)。
ま、どうでもいいんだけど。


ペースが早すぎず遅すぎず、いい感じで進んだと思います。長さもちょうどいい感じだし。
面白かったです。