味覚の変化

味覚なんてものは、多分気づかないうちに始終変化してるもんなんだと思いますが、やっぱり、イギリスに来てから多少好みというか、考え方とかがちょっとずつ変わった気はします。


まず、甘いものとしょっぱいものの融合。
フルーツなどが入ってるおかずはちょっと...という人は多いのではないでしょうか?


かくいう私も、酢豚のパイナップルやポテサラのみかん、リンゴなどは苦手な方です。
というか酢豚自体あまり好きではないのだけど。
基本的に、おかずがあま酸っぱいのが苦手。酸っぱしょっぱいのは大丈夫。
あましょっぱいのも大丈夫。なんでだろうね。


イギリスでは肉食が主なのはご存知の通りなんですが、その食べ(合わせ)方に抵抗がある日本人は多いようです。
例えば、豚肉とリンゴソース。七面鳥クランベリーソース。鴨や鶏肉とオレンジソース(イギリスではプラムのソースも一般的です)。
人によっては、ラムとミントの組み合わせに「えー」という人も。これは甘くないんですけど。


私も最初は、ふーんなんて思ってましたが、挑戦してみると案外これがなかなか。
甘いソースを沢山つけるのはさすがにちょっと無理ですが、ほんの少量使うとぐんと味が引き立つと知りました。


その私が最近気に入って食べるものに、ホットケーキなどをベーコンやハムとともに、メープルシロップなどをかけて食べる事、です。
日本でも、マクドナルドが一時期こういうメニュー(朝のメニューかな)を出したそうですね。私は食べた事も見た事もないのでよく知らないですが。


かなり人気なかったみたいですが(笑)。
最初は私もやっぱり最初は、それはどうよ?と思っていましたが、やってみるとまたこれがなかなか(笑)。


さらにルッコラ(ロケット)などのサラダとともに、たっぷりのバター(無塩が好み)がホットケーキの熱で溶けて染みているところへシロップの甘さとハム(ベーコン)のしょっぱさが何ともいえないんだなあ。


かくして今日のお昼も、クランペット(穴がぽつぽつとあいて、むちっとした歯ごたえの、パンケーキのようなもの)を同様に調理(?)して食いました。


焼いて表面がかりっとしたところへ、マーガリン、ないしはバターを乗せ、溶けたところへ、先日作ったプラムと白いネクタリンのジャムもどき(固まらなかったのでシロップ状。笑)をぶっかけ、さらにスライスした白いネクタリン(りえさん教えてくれてありがとう)を添え、セラノハムを適当にちぎって乗っける。
サイドには、サラダを適当に盛って、いっちょ上がり。ついでにパルメザンチーズ、削っときましたぜ、お嬢さん。


ミョーにあましょっぱい味の融合がなぜかクセになるのです。


勇気のある方はぜひ試していただきたいものです。でも、保証はしません(笑)。
少量でよろしくね。


ちなみにクランペットはこれ