madama butterfly 蝶々夫人

蝶々夫人のオペラを見てきました。


席がちょっと隅っこで見にくかったのですが、パフォーマンスは悪くなかった、と思います。
とは言っても、あれこれ言えるほど詳しいというわけではないのですが(笑)。


プッチーニは、割とちゃんと日本に関して予習をしたらしいので、日本というものが今より全然まっすぐ伝えられてるんじゃないかと思う。今の方がかえって偏見があって曲がったイメージがあるかもしれない。


でも、舞台である長崎から富士山は見えないと思うよ(笑)。
(注:ステージの後ろに大きく掲げられている背景というか、大きな絵があったのですが、それが富士山だったのです)


きちんと着物も着ていたし。ただ、歩き方とか仕草にもう少し研究が欲しかったかも。まあ、私たちくらいしか気づかないんだろうけどね。


歌自体はすばらしかったと思います。
このオペラは、主役のソプラノが出ずっぱり、歌いっぱなしできつくて有名なんだそうですね。


すごいなあと思ったのは、まず着物を着て歌っていたこと。
それから、2幕で、坂道になっている舞台を、ガウン状になっている着物を羽織って、ヒールで、さらに子供(3歳という設定)を背負いながら歌っていたシーン!


並じゃないですよ。あれはきつかったろうなあと思います。


蝶々さんが死ぬ場面では本当に悲しい気持ちがじんじん伝わってきました。悲劇ってこういう事、って感じで。


ただ、最後の最後の場面がよくわからなかった。
舞台の感じが変わって、死んだ後、ハイヒールにボディコン(何時代?笑)、スタバのコーヒーを持った派手な女性が死んでいる彼女を発見する、みたいなシーンがあるのですが、そこの意味がよく分からなかった。
あれはどういう意味合いだったんだろう?


ちなみにtimesに批評が出ていました