The Yorke Arms

相方の誕生日に先日書いた、Yorke Armsと言うところに食事に行ってきました。


実は相方には内緒にしていたので、直前まで今年はどうしようか〜、と言う話しが出ていて、最後には会社の同僚からリーズにあるred chillとか言う中華のお店がおいしいらしいよ、そこにしようよ、とか言い出す始末(笑)。


まさかもう他のところで予約が完了してるとは言えないので、「分かった、電話してみるけど、ギリギリだし予約取れないかもしれないよ」とさりげなく釘を刺しておく(笑)。


当日、やっぱり取れなかったから違うところに行くから、と無理矢理車に押し込めて(笑)、いざ出発進行。


初めて行くところと言うのもあるんだけど、このお店はレストランと言うよりはマナーハウスを改良したノッパラの真ん中のホテルでして、たどり着けるかとっても心配。


町の北側に当たるのですが、そちら方面は田園風景やおかが続く田舎地域で、道が細いし曲がりくねっているんですよね。
冬場なので、既に真っ暗、しかもここ数週間イギリスは雨続きで天気が悪いと来てる。


行き方を調べるウェブサイトで検索をかけると、だいたい20マイル強の距離なのに、かかる時間の予測が25分から55分とてんでバラバラ。1時間の余裕を持って家を出る事にしました。


道のりは長く遠かった。雨は降っていなかったのですが、霧が出ていて私の前を走る車は法定速度(60マイル)の山道を30マイル以下で走ってた(笑)。


途中までは一応行ったことがあるので、道が何となく分かるのですが、そこから先が未知の世界。アウターワールド
既に県道レベルにも達しない、湖(レザボア、貯水湖)に沿って走る道をうねうねくねくね、ひたすら走る。かなり怖い。明かりなんてないですから、もう真っ暗闇。
周りに人家もほとんど無し。狐に化かされるんじゃないかと思っちゃいました(嘘)


ついた時には、ほっと安堵のため息。
と思いきや、違うため息が出る。駐車場に止まってる車がみんなジャガーとかポルシェだよ、オイ(笑)。
そのジャガーの後ろに、ぽつんと停まっている私のビッツ。
おほほほほ。


ホテル自体は石造りのカントリーホテル調で、ウェブサイトの写真を見ると周りの景色も良さそうです。
中に入るとまず、ラウンジに案内され、飲み物の注文。私は運転なので、オレンジ+クランベリージュース。相方は、いつも通りビール。今日くらいワインにしたらいいのに、と思うけど、まあいいや。


飲み物と一緒に突き出しと言うかおつまみが出る。
スモークサーモンのカナッペのようなものと、手作りらしいポテトチップス、ビーツのチップス(クリスプス)と後何か忘れてしまったけど、クリームチーズと何か会えたもののカナッペだったかなあ。
おいしかったけど、私的にはbox treeのおつまみの方がおいしかったかも。


しばらくしてメニューを持ってきてくれるのでラウンジで注文。
おすすめを教えてくれる。
私はツナのスターター、山ウズラ(イワシャコ、パートリッジ)をメインに、相方はおすすめのウィットビーのかにをスターター、ヘイク(と言うお魚。メルルーサだって)をメインに。


レストランのエリアは照明を落とした落ち着いた雰囲気で、壁にかかっている(というか置いてあると言うか)どでかい鏡が印象的。


うちらは窓際で雰囲気は良いのだけど、惜しむらくは寒いこと。窓からすきま風が(笑)。古いからなあ。


頼んだメニューが出てくる前に、パンのかごとアンチョビが入ったマッシュルームスープが出てくる。
濃厚でパントよく合います。


私のツナは、たたきのような感じで外側だけうっすら火が通って中はまだ生。かりかりに焼かれたベーコンとよく合いました。
相方のかにもちょっともらいましたが、こちらでよくあるクリームみたいなマヨネーズみたいな和え物になっていて、おいしかったです。


メインのウズラは、ちょっとお肉が固めかな、と思ったけれども、臭みは全くなくさらにソースがおいしかった。マーマレードがちょっと苦めなのと、ナスのレリッシュが甘かったのは私的にはそれほど好みではなかったけれども、おいしくいただきました。
相方のヘイクはふっくら柔らかくし上がっていましたが、ちょっと臭みがあったような?
ソースがもらえなかったのが残念。


調子こいてデザートも頼んじゃいました。
私はチョコレートのデザートの盛り合わせ、相方はカードタルト。


小ぶりのチョコデザートが4つお皿に乗ってきました。どれも単品ではおいしいけれど、4つあるとさすがにもう少し甘さを押さえてもらえると食べやすいと思うんだけどなあ。
相方のタルトは、なんだか懐かしいような優しい味でこっちの方が食べやすいと思った。


ラウンジでプチサイズのミンスパイ(クリスマスだからね)とマカロンなどがついた紅茶でくつろぐ。
暖炉に火が入って暖かい。
おなかもいっぱい、椅子から立ち上がるのがいやになってしまいます。


全体的には雰囲気も良いしおいしかったし、満足です。
いかんせん遠いのとお高いのが難点ですが(笑)。


ランチもやってるそうです。コースメニューでそちらの方がお得だし、周りも見えるしいいのじゃないかと思う。
ただ、今行くよりは季節がよくなってから貯水湖の散歩がてら行くとかじゃないと、そのためだけに行くのはちと面倒かも。


誰が読んでるか知らんけど、誰かの参考になれば。