Blind loves

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リーズ映画祭、3本目のBlind Loves.
スロバキア映画だそうです。


基本的にはドキュメンタリーで、盲目の人たちがどう幸せを感じ、愛を感じているのか、がテーマ。
4組みの違う盲目の人たちの、愛を中心に追っていきます。


最初は、二人とも盲目のカップル、ピーター。彼は多分盲学校の音楽の先生。
次はルーマニア人のミロ。片方の目のが見えないモニカと交際中。
それからやっぱり盲目同士のカップル、エレナ。彼女は妊娠していて、もうすぐ子供が産まれる。
最後はティーンエージャーのスザナ。ネットチャットでコミュニケーションをとってるところがティーンらしい。


このうち、3組は盲目同士のカップル。やっぱりそう言う傾向があるのかな、とちょっと考える。
妊娠中のエレナは産まれてくる子供が自分と同じかどうか、案じている。
チャットで知り合った男の子とオフで会おうとしているティーンエージャーのスザナは、相手が自分が目が見えないと知ったらどう思うかとっても心配。と同時に、好みのタイプだったらいいな、と言う特有の心配もちゃんとしている。仲良しの女の子に、マニキュアを塗ってもらいながら(彼女は目が見える)、タイプってどういう人の事?と聞かれた時に、「背が高くて、紙が茶色で目が青いかっこいい人」なんて言ってるところが少女らしくてかわいい、でもやはり目が見えなくてもそう言うのを気にするのね、とちょっとびっくりもする。


いろんな意味で興味深かったです。
当たり前な事なんだけど、いろんなことをちゃんと気づかせてくれると言うか。
なるほど、と思う事がいっぱいあって、ちょっとコミカルで、でも微笑ましいだけではなくて、現実みたいなところがいっぱい見えるし、良かったと思う。


一つだけ残念なのは、私自身のスロバキアと言う国についての知識が少なすぎて、この人たちの生活が、他の目が見えるスロバキア人と比べていったいどれだけ違うのか、と言う事がわからなかったことかな。