The boat that rocked

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新聞などでは割合と悪評が多いようですが、割と面白かったと思います。
まじめに取らずにエンターテイメントだと思うのがよろしいかと。


舞台は1966年、ロック最高潮のイギリス。
そのころイギリスでは、ラジオでどんな曲を流すことできるか規制があって、ロックやポップは1日のうち数十分しか流されないと言う時代だった(注:と言う設定。多少事実と違う点があるようです)。
それでもロックに愛する民衆をとめることはできない。
そんな中で、ロックを24時間流して民衆の心をつかんでいたのが海賊ラジオの存在。海賊と言う文字通り、海の上の船から放送をしていました。
それがRadio Rock。


実際には海賊ラジオが全盛だったころにはかなりの数のラジオ局が存在していたようですが、映画の中ではそれには触れられてはいませんでした。


物語は母親から勘当を言い渡されたティーンエージャーのカールが、名付け親でありボートとラジオ局の持ち主であるクウェンティンに託され、ボートにやってくるところから始まります。
主人公は一応カールなんじゃないかと思いますが、それ以上にはっきり誰とはいえないくらい、それぞれのDJやキャラの個性が光ります。
DJのキャストがいまいち「どういうことだか?」と言う気がしないでもないんだけど、それも最初だけ、最後にはそんなことどうでもよくなってます(笑)。


ロックをBGMに楽しく見られる映画だと思います。
ただ、結構羽目(?)をはずしたシーン(ロックとかDJとかそう言う世界に特有な。しかも60年代だしね)もあるので、そう言うのがお嫌いな方にはお勧めできません。