電車予約について

8月の終わりにロンドンに行くことにしたので電車をネットで予約。
イギリスの電車の料金システムの複雑さに再度慄く。


まず、平日と週末/祝日の料金差が恐ろしく違う。
平日だと通勤優先なので、料金が高くなる。


片道およそ80ポンド前後で最安。
これが週末だとなんと15ポンドもしない!
そして、週末でも、日によって値段が違う。土曜と日曜では違うし、一週間違うだけでもぜんぜん違う。


そして、チケットの取り方によっても差が出る。
まず、なるべく事前に予約。早ければ早いほど安い。
ネットでの予約は12週間前から可能なので、行く日が決まっていれば、さっさと予約するのが望ましい。
早めの予約によって割引があるのだけど、割引チケットの割り当ては数で決まっている。要するに早いもん勝ち。
だから、運がよければ、乗車予定日が近くてもそう言う割引切符が手に入ることもある(でも切符の種類によっては、乗車予定日7日前までしか予約可能ではない、と言うような制約もある)。
でも、ほんとにこれは運。


そして、もうひとつ念頭に入れておいた方がいいのは、ルートにも寄るのだけど、区間を分けて切符を取ったほうが安い場合がある。
AからBにZを経由していく場合、A-B間をまとめて予約するより、A-Z間、Z-B間を別々に取ったほうが安い場合がある。
これは乗換えがある場合などは有効だけど、実際に乗り換えしなくてもその地点を経由する場合だけでも可能(なはず)。


例えば、今回の私の場合。


私の住む町からロンドンに出るには、リーズかヨークで乗り換えをします。
全部の旅程を一回の予約でとると、片道は32ポンドちょっと。


これを、リーズ−ロンドン間とハロゲート−リーズ間を別々に取ると、一番安いので31.8ポンド。
そして、割引のチケットには普通制約が多いのだけど、別に取れば、ハロゲート−リーズ間は短距離電車なのでそういう制約がない(何時のどの電車に乗らないといけないとか)。
微細な差ですが、場合によってはかなりの差が出ることもある。


この例だとハロゲート−リーズ間が短距離がゆえにお得感があまりないのだけど、これがロンドン−リーズ、リーズ−エディンバラ、とかだったらもっと差が歴然とするかもしれない。


なぜこういうことがおきるかと言うと、電車のオペレーターによって、ある区間で特別割安のチケットがあったりするからなのです。
例えば、夏の間だけ特別キャンペーン中とかで、リーズ−エディンバラ間が今だけ10ポンドですよー、となっていたとします。
ロンドン−エディンバラをまとめてとると普通料金になっちゃうけど、区間を分けてリーズ−エディンバラ間を別に取ったら、その割引が適用されることになるわけです。
そうしたら全体の行程からみたら安くなるかもしれないわけです。


今回は、この方法を思いだしたのが予約しちゃった後なのでもうしょうがないけど、次回はこれも考慮したいと思います。
でも、次いつになるかわかんないし(笑)、忘れる可能性大なので、自分のための覚書。