Knaresborough

先週は、先日書いたダニエル・クレイグ氏も家を持ってると言う隣町、Knaresborough(ネェズボロ)のMother Shipton's Caveと言う所に行ってきました。


実は、私、ここは鍾乳洞のような洞窟とばかり思っていたのですが、行ってみたら全然違いました(笑)。
むかーし昔、ヘンリ−8世の時代に割りと有名な占い師のような女性(シップトンは苗字)がいたそうで、この人はこの洞窟で産まれたとかいう伝説がありまして、その名を取ってマザーシップトンの洞窟、というんですが、洞窟自体は単なる洞穴(笑)。
中にはしょぼいマザーシップトンの像が...こ、怖い(笑)。


そういうわけでちょっとがっかり、でした。


でも、川沿いの遊歩道やアガサクリスティーも訪れたと言う(クリスティは一時期行方不明になった事があって、そのとき実はハロゲートのスワンホテルに滞在していた)Petrifying Wellという、石灰分を多量に含んだ水のため、その水に浸した物はすべて石のようにかちんこちんになってしまう(petrifyは石のようになると言う意味)水たまり(?)と言うか、そう言う物がありまして、そちらの方が見物でした。


壁のような所を伝って、この超硬水がしたたっている様から、元々はdripping well(drippingは滴ると言う意味)と言ったそうで、イギリスで一番古い観光名所の一つらしいです。


この水に浸すと、なんでもかんでも鍾乳石のようになってしまうそうで、壁には随時ぬいぐるみや靴下などがつってあり、小ぶりですが博物館には、鍾乳石でおおわれた、アガサクリスティーが残したと言うバッグだとか、有名人が残して行った靴やら、ビクトリア時代のコルセットやらが展示されていました。


なかなか面白かったですが、洞窟自体がしょぼいのがたまにキズ。


その後のんびり川縁を散歩して、ボートに乗ろうかなとほんの一瞬考えたけど、並んでたので辞めて家に帰ってスコンを食べました(笑)


これほど近くはないけど、一応鍾乳洞もそれほど遠くない所にある(はず)なので、そちらの方もいずれ訪れたいと思います。