The Bluetones Farewell Tour @ O2 Adademy, Leeds

バンド結成から16年。今年で残念ながらBluetonesは解散となりました。


スライトリターンのヒットから15年。
私のイギリス滞在のほとんどをこのバンドと過ごしてきたと言っても過言ではありません。


カレッジ、大学、就職。場所は違えど、ツアーがあれば参加してきました。
トーク、ウォルバハンプトン、ノッティンガム、シェフィールド、リーズ。


今回のライブは、コックピットのはずだったけれど、要求が大きかったためか、O2の大きなベニューになりました。
まだまだサポートする人がいると知ってうれしい限りでした。


到着すると、まだ時間が会場が開いてからそれほど経ってなかったので、入り口に行列は少しできていたけれど、スムーズに入れて、バリケードのところ、ステージの真ん中に陣取ることができました。


サポートバンドはpugwashというおっさんバンド(笑)。
特にすごくかっこいいロックンロール(笑)とは言えませんが、なかなかよかったです。


本星、ブルートーンズは相変わらずかっこよかったです。
マークのブラックジョーク、相変わらず冴えてました…(笑)
例えばバンド解散の理由は、ブルートーンズのマシなトリビュートバンドがないから、とか(笑)。

ライブは最後の方までは順調だったのですが、アンコールで出てきたあと、if...で観客が爆発。と言うと大げさなんですが、後ろの方にいる人が、前にこようと無理やり押してきたりして、バリケードにいた私たちが潰されそうになりました。
私のすぐ後ろにいたカップルが一番ひどい被害にあってたみたいで、かわいそうでした。
あんまり後ろがひどくなって来たので、セキュリティの人を呼ぼうと前列にいる人はみんなセキュリティの気を引こうと頑張ってるのだけど、やってきてくれる気配がなくて、やきもき。
最終的にやっと来て、男性を一人引っ張っていきました。
それでも、相方の隣に一人後ろから来た人が陣取ってました。失礼な人だ、ほんと。

あと、クラウドサーファーが何人かやってきて、一人の男性はバリケードのなかに放り投げられる形で落ちてきて、ほんとにビックリ。怪我なければ良いけど。女性もやってそっちもビックリ。だって、普通の女性って感じだったんだもの。モッシュとかしそうな人じゃなかったので、人は見掛によらないもんだー。


そんなこんなで、if...はほとんど集中してみることが出来ず。
バンドも何だか心配そうで終わった後にでていく時も、なんだか元気がなかった感じ。


それで普通なら終わりなんだけど、そのあと、もう一回、ガウンを来て花束を持ってでてきてくれました。


お辞儀をしたあと、それぞれが持ってた花束を観客に投げてくれたんですが、その時、マークが私の方を見て、大丈夫?と口パクで聞いてくれて、花を差して、欲しい?という感じで聞いてくれたので、私はもう首をぶんぶんまるで犬のように振って(尻尾があったらそれも振ったかもしれない。笑)、頷いたら、花束を放ってくれたんですが…
それを、さっき、相方の隣に後ろから陣取った人が手を出して、横取り!!!
一輪床に落ちたのを残して、その人が持っていってしまいました(涙)。


私と相方は「えええ?」って感じで顔を見合わせてしまった。
私の隣にいた女性も私のために投げてくれたのに、と怒ってくれました。
彼女だって、きっと花、欲しかったと思うのに、こういう風に他人のために怒ってくれる人もいれば、自分のものではないのに、横取りして平気な顔をしてる人もいるんですよね。


願わくば、私の後ろで私を守るように被害にあっていたカップルや、私のために憤慨してくれた女性のような人が増えますように。そして、私もそういう風になりたいですね。


床に落ちた一輪の花は、ピンクの薔薇でした。
終わったあと、ガードの人に頼んで取ってもらいました。
今は大事に飾ってあります。
できればこの薔薇を根付かせたいなー。


色々あったけれど、それだけに忘れがたいライブになりました。
この15年間、ほんとにありがとう。