いいまつがい

先日テレビを見ていたときのことです。

陰謀のセオリー(conspiracy theory)という映画で、主役のメルギブソンが政府が何か陰謀を企てている、と気づいて…というお話です。その陰謀というのが、スリーパーエージェントの事で、他国にもぐりこんだスパイが何年もかけて普通の生活をしたりして時期が来たら行動を起こすエージェントの事なのですが、一部にはそのエージェントに催眠術みたいなものを使って、時期が来たらサインを送り、本人の無意識の内に行動を起こすように仕向ける、といったような説もあります。本人は催眠術にかけられていて、請け負った仕事の事は意識していないのですから、何かあってつかまっても大丈夫、というわけです。
JFKの暗殺はこうして行われたのではないか、といううわさもあるそうな。

で、この話をしていたとき、「ああ、あの映画もそうだったよね、ほら、なんだっけ、マンダリンオレンジ?」と私。

「ああ、マンチュリアン カンディデート*1の事?」と相方。

…よくわかったね。

ちなみに私の頭の中。
マンチュリアン(満州)→中国→中国語→マンダリン→オレンジ

まるで6 degrees of separation*2のような連鎖反応。

*1 マンチュリアンカンディデート = 影なき狙撃者(1962年)、クライシスオブアメリカ(2004年)。後のはリメイクですが何で邦題が違うんだろ。

*2 6 degrees of separation = どの人も、六人関係がある人を繋いでいくと全員に繋がる、という理論。例えば、AさんとBさんがいて、お互いまったく認識はないけど、6人ずつ関連のある人(知人、友人など)を繋いでいくと、6人目でAさんからBさんまでたどり着ける、という説。日本語だと、6次の隔たりというんですね、初めて知りました。