わっかんないな〜

またジャパノラマの日がやってきた。
先週はオタクの話だった。でも今回は内容の事じゃなくて、テレビ番組一般的に、外国人が母国語をしゃべってるときの吹き替えについて気になることがあるので書いてみる。

外国人がテレビに出演して英語じゃなくて母国語をしゃべっていると、大体英語の吹き替えが入る。字幕のときもあるけど、たいていの場合吹き替え。
前々から不思議だったのだけど、そういうとき、大体、同じ母国語の訛りのある人が吹き替えをする。イタリア人がイタリア語をしゃべっているのを吹き替えるなら、イタリア訛りのある英語で吹き替えられたり、ってことだ。
先週のジャパノラマでもそうだった。だから日本語をしゃべっている人にかぶせて、日本語英語をしゃべる人が吹き替えをする。

なぜ日本語訛り???

別に普通の英語でいいじゃん。何で訛りのある人をわざわざ使うのか?
雰囲気を出すため?日本だったらそんなことしないよね。中国人が出演してるからって吹き替えに中国訛りの日本語使うか?使わないよね。

それに、画面に写ってんのはどう見ても日本人じゃん!

確かに音声だけを頼りにしてる人は出演者が日本人って見えないけど、普通吹き替えが入るときってちょっとずらして吹き替えが始まる。つまり出演者が最初にしゃべり始めてから数秒後に吹き替えが始まる。だから音声だけで聞いてる人も、それは吹き替えってわかるはず。逆に音声だけで聞いてる人は、訛ってたらわかりにくいんじゃないのかなあ。

だって私には分かりにくい!日本語訛りだけでなくアラビア訛りだったりインド訛りだったり、なんだって一緒なんだけど、訛ってるのを聞き取るのは実はすごく神経を使うので疲れるのです。これは、私が外国人だから、という面もあると思うけど、現地のイギリス人も訛ってるとわかりにくい、という。というか、イングランドの人が、スコットランド訛りを聞いたって分からないって言うんだから、他の国の訛りがわかりにくくて当然。
最近はイギリスの会社でもお客様の電話センターをインドあたりに委託してる会社が多いんだけど、これ、すごく評判悪い。言ってる事が通じないって言うのが一つ。
そういう理由で、「カスタマーサービスはイギリス国内です!」って宣伝して、委託を解消してる会社もあるくらい。

それでも、まあ日本人がしゃべってるって言う雰囲気を出すって言うのは百歩譲ったとしても、私がもっとわからないなあと思うのは、外国人だけど自分で英語をしゃべってる人も結構いるわけですよ。そういうときなぜか下に字幕が出る!
っていうか、なぜ?!英語しゃべってんじゃん!確かに文法は多少間違ってるかもしんないけど、発音自体とかは吹き替えとかわんない。っていうか、吹き替えの方がよっぽどべたな「訛ってます!」発音で、自分でしゃべってる人は結構きれいな発音でしゃべってたりする人もいて、なぜ字幕が必要?と思うことがしばしば。

逆に、吹き替えの方が字幕くれ!ってくらいわかんない事が多い。なぜなら、吹き替えのときって母国語でしゃべってる人の声が完全に無声になってないから、二重音声的になっててわかりにくいのです。それに加えて訛ってたんじゃあ、聞き取るのが大変なのもおわかりいただけるかと。

ほんとになぜ???

註:同じ内容をサイトのほうにも載せました(もしくはその予定です。笑)。