右側、左側

女性は一般的に、左右を間違えやすいそうですね。
かく言う私も、「そこ右に曲がって」と口では言ってるのに手は左を指していたりします(笑)。
ほぼ確実に手のほうがあっていて、口のほうが間違っているので、相方には、私の言ってることは信用せずに動作を信用しろ、と言ってあります。


常々不思議だったのですが、世界には車が右側通行の国と左側通行の国がありますね。


イギリスは日本と同じで左側通行、右ハンドルですが、世界のほとんどの国は右通行、左ハンドルです。
私は日本で育ってイギリスに住んでいるので、基本的に運転は右ハンドルしかしたことがありません。そのため、左ハンドルの国の人と話したりすると、「変なの〜!」って言われるんですよね(笑)。


以前スペインに行ったとき、ツアコンのような仕事をしているスペイン人の友達に会った時、わけ合って仕事帰りのツアーバス(つまり空っぽ)のバスにその友達と乗っていた時のことです。
運転手のおじさんが、なぜ右通行のほうがいいのか、説明してくれようとしたのですが、何せスペイン語で友達の通訳を介して、その上私の英語もつたなかったので、いまいちよくわかりませんでした。
結構前のことなので、ぼやんとした脳みそを搾り出して思い出してみても、「そのほうが見通しがいいから」とか右でも左でも大して変わりないじゃん、と言う返答しか返ってこなかった記憶があります。


理論上から行くと、右利きの人が多いんだから、より重要である(と私は思う)ハンドルは右手で握って、ただ変更するだけのギアは左手でするほうが理にかなっていると思うんですよねー。
右側通行をほとんど経験したことない私が言っても説得力ないのはわかっていますが(笑)。


それでも右通行の国のほうが世界に多いのはどうしてなんだろうー、と常々不思議だったわけです。
そもそも、なぜイギリスと日本は左なんだろうなー、と思って、重い腰を上げて調べてみました。


そうしたら、こういう説が出てきました。


イギリスと日本は「騎士道&武士道の国だから!」
(study-car その3)


つまり、右手で刀等を持つには、左側に差す必要がある、それに都合がよいほうに歩くとすると(または馬に乗っているとすると)、左側通行が自然、と。
それに習って、車も自然に左側通行になった、と言う説です。


現在人間が右側なのは、対面通行を採用したから、らしいです。つまり、車が左側通行だから、それに対面して歩く人は右側通行、なわけですね。
だから、もともと車が導入された当時は人間も左側通行だったようです。
昭和20年になって、占領軍の影響で対面通行が採用されたらしいです。
(栃木警察署)


これを見ると、銃の国アメリカが右になったのはわかるんですが、ヨーロッパの他の国はなぜ?と疑問が。
だってフランスだって騎士の国だったでしょう? 一説によるともともとは左側通行だったのをナポレオンが変えた、らしいのですが...。


突っ込んでさらに調べたら、でてきたのがこれ。
ちょっとピンぼけ 左右の理屈


ナポレオンが変えたのではなく、当時のフランスでは右側通行であり、フランスに侵略された国がその影響を受けた、と言うことらしいですね。
なんだ、ローマ法王への反発から、って結構いい加減な理由からだったんだ(笑)。
そんなもんよね、歴史なんて(笑)。


ちなみにこのサイトではアメリカにおける右側通行の由来も書かれています。馬車の扱いの違いが大きいみたいですね。


そういうわけで、アメリカにおける右側通行の理由と、ヨーロッパにおける右側通行の理由は違う、と言うことになりますね。つまりそっちのほうが安全だから(運転都合上)と言うわけでは全然ないわけじゃん。


あー、すっきりした。


資料にしたサイト一覧
http://q.hatena.ne.jp/1126487102
http://theshootingstar.web.infoseek.co.jp/studycar.htm
http://www.pref.tochigi.jp/keisatu/koutuu/hassei-migihidari.html
http://www5a.biglobe.ne.jp/~outfocus/ir-ninshiki/lr-traffic-rule.htm