living without money

お金無しで暮らす、というタイトルの番組が昨日やっていました。何回かのシリーズになっていて、昨日が一回目。
次は金曜みたいです(なぜ毎週とかじゃなくて、そう言う微妙なスケジュールの組み方をするんだろう?)


不況真っ只中のイギリス。日本でもそうですが、仕事をなくしてホームレスになったりする人も増えてるみたいです。
そこで、ジャーナリストの人が(確か名前はジョニー。またジョニーか)、2週間、一銭(というか1ペニーか)もお金を持たずに自宅から200マイル離れた町(たぶんバース)で生き残ってみよう、という番組。


お金を持たないだけでなく、盗みはしてはいけないのはもちろんのこと、物乞いはしない、ずるをしない(ずるってどんなことを言うんだかはっきりわかりませんが)、という基本的なことを守りながらの実験。
でも、家をでるとき、寝袋と歯ブラシ歯磨き粉、パジャマ(笑)なんかをリュックに入れてたから、厳密に言って身一つのホームレスとはちょっと違うかもしれないですが、それでもどうやって2週間やっていくのかとても興味深いです。


始まりはきつそうでした。誰かの残したものを食べてみたり、基本中の基本、レストランのゴミ箱をチェックしたり。
初日に至っては川沿いの公園で寝袋で結局寝たようでした(デッキチェアがあるのだからそこで寝ればいいのに、と思ったんだけど、あんまり寝心地よくないのかな)。


でも、基本的にはジャーナリズムの一環なので、結局いろんな人にあって(インタビューみたいな形で)、助けてもらっていたり(サバイバルの達人みたいな人とか。道端に生えているもので食べられるものを教えてもらったり)して、ちょっと普通の無一文の人とは違うんじゃないかと思ったけど、お金がないってどういうことか、ゴミ箱などを覗くと、どれだけ人が以下に物を無駄をしているかが浮き彫りになって面白かったです。


ある専門家が、物(や金)を持っているということは逆にストレスの原因になる、と言う風なことを言っていました。
アフルエンザ(Affluenza)という単語を使っていました。今調べたら、オリバージェイムズ、という人らしいです。
日本語では、消費伝染病とか金持ち病とか訳されているようです。
wikipedia (英語)



今はネットもあるし(図書館の無料ネットサービスを利用)、情報を駆使すればお金がなくてもやっていけるものだ、ということを彼はこれから2週間、自分の体を使って証明しようとしています。
お金や物に関する認識を改めるのによい出発点になりそうです。