どきん

ドキドキ、ドキンちゃん
とは全然関係なくて。土禁、土足禁止、のことです。


日本では家の中では履物を脱ぐのが当たり前ですが、ご存知の通り、イギリスならびに世界の多くの国では、家の中でも履物を脱がない国も沢山あります。
文化、といってしまえばその通りなのですが、なぜそう言う文化なんだろうなあ、とちょっと不思議になりました。


だって、同じアジアでも中国は確か沓を脱がない文化ですよね?


まず考えられる事は、昔から日本では木造の家が多く板敷きの家が多かったです。今では和室というと畳が主流ですが、もっと以前は板張りが普通だったはず。
それに比べて、ヨーロッパ(他の国はわからないので比較のためにヨーロッパ、という事にします)は石造りの家が多かったはず。
石が床だと確かに靴を脱ぐ気にはならないですから、靴を脱がない習慣、というのは何となくうなずけるような気もします。


後は履物自体の違いもあるかと思います。
日本ではわらじや下駄など、突っかけて履くものが主流ではなかったでしょうか?それに比べて欧米では靴が主流。脱ぎやすさから言うと断然わらじに軍配があがります。靴、しかもブーツのようなものになると脱ぎ着が面倒ですから、脱がなかったという背景もあるのかも。


建物の違いは気候の違いだとして、では、なぜ日本ではわらじの生活だったんでしょうか?
やはり高温多湿だったから?
それとも、農耕文化だったからでしょうか?
ここら辺がちょっとよくわかりません。


日本から近しい国の中国でさえ、確か靴の生活だったはず。椅子とテーブルを使い、確かベットに寝る生活ではなかったでしょうか?
日本はつい近年まで床に床(とこ)を敷いて寝るのが普通でした。


ところで、床に直に座ったり寝たりする生活。
これは、履物を脱ぐからそう言う生活になったのか、そう言う生活だから履物を脱ぐようにしたのか、どっちなんでしょう?


縄文時代のような生活では、土のうえで直接生活していたわけですから、そう言う概念はなかったと思うのですが。
まあ、そもそも履物という概念がなかったと思うし。いつ履物が登場したか、も関係がありそうな気もします。


その過程で発見したのですが、奈良平安時代には中国の影響で、沓(くつ)を履いていた事実があるらしいです。
下駄の歴史


一説に寄ると、稲作の輸入と同時に高床式(床を地面からあげる方式)が入ってきた。ここが床の生活の始まりなんではないか、と。
高床式、というと即「倉庫」とでてくる私。学校では「高床式倉庫」と教わった。


でも今調べてみると、それは間違いで実はやはり住居であったのではないか、とそういう説もあるようです。
常識の嘘、「高床式倉庫」


ってどんどん話しがそれていってますが(笑)、結局落ちはどこ?
自分でもわかりません(笑)。