名前と苗字

以前、英語の名前の略称について書きましたが、今度は苗字について書いてみたいと思います。


英語の苗字では、日本語以上にファーストネーム(氏名の名の方)と似通った苗字が見られます。
例えば、DavidsonとかJohnsonなどがそれに当たります。
要するにSon of Davidという意味なので、苗字としてはわかるようなわからないような。


でも、Davidsonさんの名前がDavidだったら、え?と思いません?
David Davidsonさん。


またまたー、冗談でしょ、と思いますか?


いえいえ、これが結構多いのです。


さらに上を行くのが、John Johnsonさんのお父さんもまたまたJohnだったり、なんてこと。
まあおそらく珍しくもないのでしょう。
統計を取ってないのではっきりわかりませんが、私だったら驚きません(笑)。


からしたらどういうセンス?と思うけど、おそらくその苗字ができた理由は親がDavidだったから、なわけですよね。
ファーストネームは、親から子へ受け継がれることも多いので、その子供がまたDavidであってもおかしくはない、というか逆に理屈にはあってるわけです。


でもねえ、親としていまどきそう言う風に名前をつけるのってありかあ?って思いません?


イギリスではあり、らしいです。


もうひとつ、-sonなどの接尾語や接頭語(Mac,Mc,O'などがある。例:McDonald, O'Neil)をつけたものと同じくらいよく見るのが、名前とおんなじそのまんま、な苗字です。


例えば、Owen, James, Duncan, Thomas, Lee, Scott, Russellなどは全部、ファーストネームでもよくある名前ですが、苗字としても見られる名前の例です。
書いてて気づきましたが、全部男性の名前ですね。歴史的に見れば当然のことかもしれませんが。


たまに、この名前と苗字の組み合わせが似ている有名人がいて、どっちが名前でどっちが苗字だっけ?なんてわからなくなることがあります。
例えば、一人はダニエル・クレイグ(Daniel Craig)。ボンドで有名なあの人です。で、この名前といつも間違うのが、クレイグ・デイビッド(Craig David)。どっちがどっちだっけー?ってなっちゃうんですよね。
ややこしいってば。